COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)


COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン

2009年12月号を献本いただきました。

『COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン

 レビューコンテスト』

の応募枠のうちの「献本枠」での参加です。

こんな書評コンテストがあることを知り、

参加させていただきました。

クーリエ・ジャポン。とにかく内容が濃いです。

また扱うテーマが非常に幅広い。

大きな表現でいうと、「世界の知の集積」ですね。

クーリエ・ジャポンは

フランスの週刊誌『クーリエ・アンテルナショナル』

と提携し、

世界の1500を超えるメディアの中から

記事を選び、翻訳・編集されているそうです。


幅広いテーマの中で興味深いのが、金融に関する記事です。

ポール・クルーグマンの記事は秀逸です。

「中国との断絶」のコラムでは、

アメリカと中国の関係、
ドルペッグへの懸念など

「なぜ中国がこんなにも貿易黒字なのか」
を理解できます。


また金融危機について、

「経済学者たちはなぜ間違えたのか」のコラムも秀逸。

経済学者たちの最先端の情報や考え方が掲載されており、

クルーグマンのコラムだけで

この一冊分以上の経済価値があるのではないでしょうか。

効率的市場仮説の限界、問題点。

今後の金融、経済のあり方を考えさせられる

素晴らしい記事です。

小幡 績さんの

「すべての経済はバブルに通じる 」

との共通点を感じました。

【おまけ】
中国・インドに次ぐ経済成長の国はどこでしょうか?

クーリエ・ジャポンによると、

インドネシアだそうです。


長文失礼しました。

もっといろいろと書きたいくらいの充実度ですが、

また今後書き続けたいと思います。



レビュープラス

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